一枚の写真を巡る顛末(改)

長ぇYo!
そしてこの後書きも長いです。

 

最近さっぱり読めてないけど、推理小説好きなんです。
保健室の先生に拾われた虎鉄の財布は、
猪里→梅ちゃん→虎鉄の順で戻りますけど、
押収品云々の件りは昔の文にはなかったんです。
猪里は自分の写真入りの財布を虎鉄に直接返せないから、
梅ちゃんに託すことにする。
でも、二つ折りの財布なんて、中を見ようと思えばすぐ見れる……
絶対、見られたくない……で、
押収品っぽくなってしまったんです。
こんなところにこだわるぐらいなら、
もっと他にこだわるべきところがあるのでは?
って思いました?
思いましたよね?!
そうです!ごもっともです!

 

元は2003年に上げた文です。
最近の文「大丈夫、知ってるから」と矛盾するところは大幅に直しました。
その所為で、元々わかりにくかった文が、余計わかりにくくなりました。
前半は特に、”現在”と”過去”を行きつ戻りつになってて、
書いてて、つらぁ💦……ってなった。

 

そう言えば当時も、書きながら、一筋縄ではいかん文だと思っていたんです。
なのに「大丈夫、知ってるから」を書いた所為で、
余計わかりにくくなってしまった。

 

昔の「一枚の写真を巡る顛末」では、
虎鉄がくすねた写真=猪里の写真、
猪里も”自分”の写真を虎鉄が持ち去ったと思っている。
……だったので、
比較的単純だったんですけども。

 

この度の「一枚の写真を巡る顛末(改)」において、
公園で二人ベンチに座って話してるこの日、
虎鉄は、猪里の写真なんか盗ってないShi、持ってないYo?
(ほんとは盗ったけDo、梅星にしっかり頼んだからダイジョーBu!)
って高を括ってる。
でも、実は、猪里にはバレてるんです。
梅ちゃんのポカミス(新たに加わった部分)と、
保健室の先生のイノセントな親切(9月初め頃)の所為で。

 

ややこしいので、時系列にまとめます。
2、3の文とリンクしててややこしいので。
作者用メモも兼ねてます。

夏休み前。
猪里、じんわりと虎鉄を意識する。 (「ありえない」)
虎鉄、猪里の写真を一枚、つい懐に入れてしまう。
同時に梅ちゃんに、猪里に恋心を抱いてることがバレてしまってさあ大変。

同日、写真返せって言ってるのに返さない虎鉄に業を煮やした梅ちゃん、
猪里に、虎鉄から恋愛的な意味でアナタ好かれてますわよ?と仄めかす。
猪里、困惑。

同日、虎鉄は梅ちゃんに、
「自分の写真と間違えたことにしておいてくれ」と頼み込む。
梅ちゃん仕方なく、猪里にそのように伝える。
猪里、つかの間の安堵。(「大丈夫、知ってるから」)

3日後、梅ちゃんの痛恨のミスにより結局、
虎鉄の気持ちは、猪里にバレる。
猪里「写真やっぱり俺のやったげな……
   どういうこと?どういうことおおお?!」

 

夏休み。
虎鉄、牛尾邸プールでじゃれあってるとき、
つい猪里にキスしたくなる(「茜空」まだ上げてません)
同日、虎鉄、長戸に「告れば良いのに」言われて、
「卒業式に告る」なんて言う。(「諦めたくない」)

 

新学期始まる。
虎鉄、保健室で財布を落とす。
猪里、保健室の先生から、
「猪里くん、虎鉄くんと付き合ってるんだよね?返しといてね?」
みたいな感じで財布託される。
中には猪里の写真(My loveの文字入り)
猪里「ああ、やっぱり、梅星さんの言ったこと、本当やった……」


 9月初めに起きたとあることがきっかけで、
 虎鉄が自分に気があるのは、実は、わかっていた。
 それは、猪里にとってかなり強烈な出来事だったので、
 意識しないでいるのは到底無理だった。
 「冷めない熱[side猪里]」


虎鉄が自分の写真を財布に入れてる、
(それも「My Love」と書かれてる)
のを見てしまったので、
もうこれは、虎鉄が自分に気があるっていうのは、
本当のことなんだって、
猪里は受け入れざるを得なくなってしまったんです。
そこからの猪里の心情は、「冷めない熱[side猪里]」で書きました。

 

「冷めない熱[side虎鉄]」で
「……そげん前から……俺のこと……?」って、
猪里は虎鉄に聞くのですが、
いつぐらいから虎鉄から恋愛感情持たれてたのかわからないので、
聞いてみたって感じでしょうか。

 

9月初めの財布事件からは、
もうこれは決定的だと思いながら過ごしてたんです。
猪里は毎日どきどきだったと思いますよ……
同時に、悩んだと思います。
悩んだ末に、
自分も同じ気持ちだと答えが出たから、虎鉄の告白を受け入れたんでしょう。