Room

猪里初めてで、虎鉄も男は初めてで、
こんなにうまく
い く ワ ケ な い 。

 

思わせぶりにTwitterのアイコンを、
赤ずきんちゃんと狼に替えたりなぞして、
お一方には要らない期待を持たせてしまって、反省してます。

 

↓は昔のサイトに載せてた後書きです。
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狼の最期ってちょっと怖いけど、こんなんでしたよね?
わたしが読んだのが怖いバージョンだっただけかな?
「赤頭巾ちゃんは無事助け出されて、めでたし、めでたし・・・」の方が一般的なのかな。

虎鉄を最後まで突っ走らせてしまいましたけど、
ホントはわたしは「好きなら堪える」希望です。
途中で進まなくなった虎鉄+猪里冬休み里帰り駄文の中で、
2人がどこまでの仲なのかに触れてる件があるんで、
(裏は無いですよ。コレ書き上げられたらいいなあ・・・)
もう尻を叩く勢いでスパートかけさせました。気分はジョッキーです。(何?)
(2003.12.10)
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人生で初めて書いたのが、
「Love will……」っていう文で、
虎猪恋人同士で、いくとこまでいっちゃってるよ、って文です。
この「Love will……」の冒頭であることが起きるんですが、
それは、なぜか、国立大学合格発表日に関係してて、
なので、虎猪1年生の3月初め頃の話です。
その時期に照準を合わせ、
このRoomで二人の初めてを書こうとなりました。
本当は好きなら堪える派なんですけども。

先に出来上がってる文に合わせるだなんて、
己の信念はどこへいった?
曲げてしまったんだな?って思われました?
そう言われても仕方ないです!
ごもっともです!
ぐうの音もでません!


タイトルは昔わりとよく聴いてた曲から貰いました。

曲調は牧歌的だけど、
歌詞がちと暗い。

 

 「ルーム」日本語version

 青い空に吹く風も
 吹きとばせない 晴れない気分
 窓ぎわのテーブルに
 空のコーヒーカップ あふれる退屈
 今日も一人きり ずっと部屋の中

 今日も一人きり ずっと部屋の中
 午後の長い影 あぁくるいそう

 

初めのほうの、
部屋で一人で悶々としてる虎鉄ぽくないですか?


時々、衝動的に、
70、80年代女性アイドルの曲を聴きたくなって、
聴いたりします。
でも3曲ぐらいが限度かな…音がね、古くて。
サザエさんがデパートに行くっていうんでウキウキしてるときにかかるBGMを、
そうそう長くは聴いてられないですよね?
私、ドラムやベースの音がどかどか響くようなのが好きなんで。

でも、「狼なんか怖くない

 あなたも狼にかわりますか?
 あなたが狼なら怖くない

さわりをちょっと聴いて、
ああ!upしようとしてる文にぴったりやん!
って思って早速DLしたけど、
ぴったりなのは上の歌詞2行ぐらいだった。
通して聴くと、この曲は明美だな!と思いました。


前のサイトの後書きに、
好きなら堪える派ですと書きました。
今も変わってはいません。
しかし同時に、
受のことが好きでどうしようもなくて、
挙句、
暴走気味になってしまう攻も好きなんです。

 

フルスロットルは止めておこう、
猪里が怖がって逃げてしまう、
もしくは喧嘩になってしまう。
ならば、ブレーキかけつつ……
それは、どの程度のブレーキなのか、
怖がる猪里に対して、どれくらい理性が働くか。
そのさじ加減が書いてて楽しいし、難しい。

虎鉄が猪里に欲しいと囁いて、
「僅かに頷いたような気がした」
とあります。
この「気がした」っていうのは、
虎鉄がそう思ってるだけで、
実は猪里は本心から頷いてるんです。
しかし文がヘタな所為で伝わってない……ですかね?
猪里は本心から、です。
恥ずかしい怖い痛い、でも、
虎鉄が自分を欲しがる気持ちはよくわかってる。
そして、その気持ちに応えたいと思ってて欲しいんですね、私は。
まさに、

 あなたも狼にかわりますか?
 あなたが狼なら怖くない


言い訳じみたことをつらつら書きましたが、
高校の3年間なんてあっという間なので、
ほんとにあっという間に、
専門だ大学だ文系だ理系だと悩む時期に否応なく突入するので、
付き合ってるんなら二人で色んなこと楽しんで欲しいよ、
男同士だからそりゃ人目は忍ばないとだろう、
高1なんて、若すぎるのかもしれない、
付き合い始めてそんな日数経ってない……
でも、そんなあやうい二人が、そんな時期に、
気持ちが昂ぶるまま、
好きな人と心身共に繋がれるっていうのは、
得難い経験だと思うから……
そんなことを考えながら昔書きました。
そして、青春のあやうさを文に込めたかった。

 

今、わたしの頭の中にある虎鉄と猪里は、
結構なおっさんで、
一緒に暮らしてて、なんだかんだありつつ幸せなんですけどね。
高校生時は二人こんなんだったよ……
読み返し、少し手を加えながら、
青春のあやうさに浸った次第です。