冷めない熱 [side猪里]

なぜ、猪里は「知っていた」のか?
それは「一枚の写真を巡る顛末」で明らかになるんです。
大した文でもないのに、
勿体つけてほんとすみません。

 

前半はもんのすごく辛かった……
なにせ、ボツにした部分が、
上げた文と同じぐらいの長さになってしまった。
自分で蒔いた種とは言え、
虎鉄の気持ちを猪里は密かに知ってるっていう設定なんですよ。
で、ひょっとして告白されたりするんだろうか?
なんて思ってドキドキしてて、
遂には自分の気持にも気づいてしまう……っていう……
ね?難しいと思いませんか?猪里の気持ち書くの!

 

書きながら、自分でもモニタを睨みつけてるのがわかるぐらいで。
なんでこんな設定に嵌まり込んだんだろうって、
自分で自分を呪ったり……
でも投げ出さなかったのは、ひとえに、
猪里って人物が魅力的だからだな!きっとな!

 

兎に角、あほみたいな会話文が自分の持ち味だと自負してるので、
早くそっちへ行かせてくださいいい!って思いながら書いてた。

 

後半は打って変わって、楽だった。
初々しい猪里を目指したんです。
書きながら恥ずかしくなったのは、
虎鉄が電話かけてきて、声が聞きたかっただけって言うところ。
かあああ!もー無理ぃぃぃ!ってなった。
でも、うぶい猪里を書きたかったので耐えた。
初恋を知る猪里は、良い……とても良い……