「しょうがないじゃない」

超楽しく書けた文。
ほぼ会話のみというダメさ加減。

 

「おま、何、カバンでケツ隠してんだYo!」
「ええ~~~?だってぇ~~~?」
冗談めかして、カバンで尻を隠す長戸が愛しくて。
想像してみてください!
ふざけて尻を守ろうとする長戸!可愛いから!

 

「で、女の子とするようなコト、猪里ともしたいって?思ってんの?」
「ッたりめーYo」
「お前にケツ狙われてるとか、猪里に同情するわー」
男子高校生らしい思考に則ると、
こんな感じの会話になるかな?と。
考えるのは楽しかった。

 

この文では、
お前が思いを寄せてるのは猪里なんだな?そうなんだな?
っていう風な、ほぼ確認だけなんですけど、
後に続く「聞きたいことがあるんだ」から、
長戸から虎鉄へ、ジワジワかかるようになります。
告っちゃえば?てな圧力が。

 

虎鉄にしてみれば、
猪里が好きって気づいちゃったんだけど、
どうしようもなく好きなのは本当なんだけど、
男で同じ野球部だし、友達だと思われてるだろうし、
「(告るとか)絶対できNeー!」なんですけどね。

 

気に入ってる台詞がありまして、
「もう重症すぎTe、ツラい、オレ……」
この台詞が一番初めに思い浮かんで、書きたい思って、
それからタイトル漁ったんです。

タイトルと長戸の心情がドンピシャにはまって、
そこもすごく気持ち良かった文です。