NAME(In the century)後書き


火、金曜日カラ天行ってたんですよね。
聡実くん何回センチュリー乗ったのでしょう。
こんな会話もあったかもしれない……てノリで書いてます。
目指してるのは、さもあったかのような会話です。
この In the century も三話目となりました。
なんかシリーズっぽくて恥ずかしいんだけど!

狂児のカラオケに付き合ってた期間の火金曜日、
聡実くん晩御飯他の曜日ほど食べられなかったかも?
お母さんに「どしたん?もう要らんの?」聞かれて、
炒飯食べたとかマクド寄ったとか言う聡実くんはいたかも。
そんなにお小遣いあげてへんのになあ?とちょっと訝る母も。

狂児の名前っていろいろ面倒だと思う。
十四の聡実くんぐらいの歳には既に背も学年で一番高いぐらいだったかも?と想像するのですが、
(中学ではさほどでもなくて、高校で30㎝ぐらい一気に伸びたとかも良い)
普通にしてるのに、名前と身長と顔の圧力ヤバいし、女子にモテよるしで、
上級生から無駄に絡まれたりしたかも。
高校出て、バイトの面接(カラオケ店とかコンビニとか)行っても、
店長が先ず名前欄見て「ん?」て顔になるんで、
「僕の名前やったら、祖父が……」って説明しないといけなくなる。面倒。

小学校の家庭訪問で〝狂児〟って名前にびびりながら成田家訪問する先生、調査票?
(事前に家族構成とか書いて提出する……ほら、四月に……)見て、
長男と長女は普通の字を充てられてるのに、狂児くんはなんで?
頭を過ぎる修羅の家……訪ねてみたら、普通の家庭で、ほっと胸を撫で下ろす。
そして同時に、母の美貌にたまげたら良いかも。「え?女優さん?」って。
あと、京一兄さんや京子姉さんを受け持った馴染みある先生だったら聞いてしまうかも。
「あの、どうして、狂児くんは、この字を?」
「ええもう、ウチの父がやらかしまして……」
困り顔でも、諦めの境地のような顔でも、笑い話っぽく言う顔でも、
美人の表情はどんなんでも良い。とても良い。
母の美貌は、入学式や卒業式や参観日で、どえらい美人がおるなあ!ってザワザワされそう。

原典では、聡実くんの笑顔は、微笑みぐらいで破顔する顔とかは見れませんでした。
P.54の2コマ目、狂児が口開けて笑ってて、
邪気のない笑顔でとても好きなんですが、聡実くんのこんな笑顔も見たい。
きっと、センチュリー乗ってカラ天の行き帰り、
狂児が何かくだらないこと言って聡実くんあほちゃう?とか思って笑ったりしたんでは?
ほんと見た過ぎるんだけど……聡実くんの笑顔。
狂児だけずるいやないか……!

NAMEってタイトルは狂児の名前と、狂児聡実の関係の名前と汲み取って貰えたらうれしい。

 

 

……文より後書きのほうが長くない?!